庭の雑草対策にウッドチップを使うメリット・デメリット
しかしウッドチップを庭に使う場合、当然の事ながらデメリットもでてきます。
そこで今回は、ウッドチップの特徴とメリット・デメリットについてお伝えします。
目次
- ○ 庭の雑草対策にウッドチップを使った時の「メリット」
- ・メリット1:見た目がおしゃれ
- ・メリット2:土の保湿と保温効果として使える
- ・メリット3:木の香りでリラックス効果があ
- ・メリット4:「消臭・殺菌・防腐・防虫」効果がある
- ・メリット5:環境に良い素材である
- ・メリット6:撤去しやすい
- ○ 庭の雑草対策にウッドチップを使った時の「デメリット」
- ・デメリット1:雑草対策としての効果は期待できない
- ・デメリット2:泥ハネやヌカルミの防止にはならな
- ・デメリット3:虫が好む環境につながる可能性もある
- ・デメリット4:白蟻に注意
- ・デメリット5:経年劣化する
- ・デメリット6:乾きにくい
- ・デメリット7:飛散しやすい
- ・デメリット8:補填しないといけない
- ・デメリット9:掃除が大変
- ○ ウッドチップとバークチップの違い
- ○ ウッドチップの種類
- ○ ウッドチップの利用方法
- ○ ウッドチップの防虫効果は?
- ○ ウッドチップの選び方
- ○ ウッドチップのメンテナンス方法
- ○ ウッドチップの寿命は?
- ○ ウッドチップで庭の雑草対策ができるの?
- ・雑草が育つ三要素
- ○ ウッドチップを使った庭の雑草対策をより効果的にする方法
- ○ まとめ
庭の雑草対策にウッドチップを使った時の「メリット」
ウッドチップは自然な素材であり、環境にやさしい対策です。土壌に対する負荷が少なく、持続可能な選択肢となります。また、ウッドチップは土壌の保水性を向上させるため、庭の水やりの頻度を減らし、節水効果が期待できます。さらに、ウッドチップは土壌表面を覆うことで、雑草の成長を抑制し、庭全体を美しく整える効果があります。そのため、手入れの手間や時間を節約することができます。ウッドチップはまた、庭に自然な風合いを与え、景観を豊かにする役割も果たします。経済的で持続可能な雑草対策として、ウッドチップは庭の美化や環境保護に役立つ素材として広く活用されています。
メリット1:見た目がおしゃれ
ウッドチップは、木の幹をフレーク状にした素材であり、見た目が非常におしゃれなのが特徴的です。
単に砂や砂利を敷き詰めるよりも、ヨーロッパやアメリカといった西欧諸国の雰囲気を感じられるので、ウッドチップに変えるだけで一気におしゃれな雰囲気に変えることができるでしょう。
特に、アメリカンハウスやサーフハウス、パリのアパルトマン風、北欧風の家屋にベストマッチの素材です。
また、バラやコスモス、カメリアなど、西欧で多く生息している植物との相性も抜群であり、花壇や庭をトータルコーディネートすることが可能です。
もちろん、日本家屋との相性も良いのが特徴的。もともと日本家屋は木材を主に用いていることが多いため、ウッドチップとマッチするのです。
むしろ、ウッドチップを使ってほかの日本家屋とは一線を画した、個性を演出した庭づくりを行うことができます。
松や杉、ヒノキなどの木の根元にウッドチップを置いても何ら違和感がありません。
メリット2:土の保湿と保温効果として使える
初めてガーデニングや家庭菜園を庭で行う場合、意外と難しいのが土の湿度を一定に保つことです。
なぜなら、日本には四季があり、寒暖差が激しい環境であるからです。
当然、庭の土も急激な温度変化にさらされてしまいます。
例えば、夏に急激な温度上昇があると、土から水分が蒸発し、乾燥を引き起こしてしてしまいます。
一方、真冬の寒さの中で土が凍結してしまうことも少なくありません。
このような土の状態では、家庭菜園や花を育てることは難しく、どのように土の湿度を一定に保つべきか悩む人は少なくありません。
このような場合にも、ウッドチップを使うことで、日光を遮ったり夜露から土を守ったりできますし、乾燥しても土の湿気が蒸発しないなどの効果が得られ、高い保湿・保温効果も得られるようになります。
メリット3:木の香りでリラックス効果があ
ウッドチップには、ヒノキや杉などの木の幹が多く使われています。
そのため、非常に良い香りが周辺に漂うのが特徴です。ヒノキなどの香りは入浴剤などにも採用されることが多く、リラクゼーション効果があると言われています。
ウッドチップの香りは、副交感神経に作用し、自律神経の乱れを改善する効果が期待できるでしょう。
不眠や食欲不振、うつ状態やイライラ、ストレスなどの軽減にも効果が期待できます。
他にも、呼吸を整える、脳のアルファ波を促す、ナチュラルキラー細胞を活性化するなどその効果は多岐にわたり、メリットが少なくありません。
ウッドチップは、香りの持続性も高いと言われています。長期間リラックス効果を得られるのは、魅力的な点と言えるでしょう。
一般的に、屋外で使用する場合、約2か月間香りが持続するとされています。
屋内で使用する場合にはさらに持続性が期待でき、3カ月程度持続することも少なくありません。
メリット4:「消臭・殺菌・防腐・防虫」効果がある
ウッドチップは、ヒノキや杉などの原木を主原料にしている素材のため、香りが強いと感じるかもしれません。
この香りの強さは、他の微生物や虫にとっても同様であり、虫などを寄せ付けない効果が期待できるのが特徴です。
とくに、シロアリの発生を抑制することが分かっています。
保湿効果が高いウッドチップだと、逆にシロアリが増殖するのではないかと心配になるかもしれません。
しかし、この点は正しい用法を守り、日光が良く当たる場所で使用することによって、シロアリなどの発生を抑制することが可能です。
雑菌の増殖についても高い抑制効果が報告されています。
庭は猫や犬などの糞尿がまき散らされることもありますが、こうした臭いを抑え、細菌が増殖しないようにしてくれる効果が期待できるでしょう。
微生物でさえ寄せ付けない効果があり、防カビ・防ダニ効果も期待できる点は大きな特徴です。
メリット5:環境に良い素材である
ウッドチップは、持続可能な社会を目指すうえで、非常に注目を集めるようになりました。
住宅などの建築で出たヒノキや杉の廃材で作られていることも多く、リサイクルやリユースの観点からも時代のニーズにマッチした素材だと言われるようになりました。
このことからも、ウッドチップ自体がエコロジーなものであることは間違いありません。
ウッドチップの特性として、1~2年程度経過すると徐々に土と一体化し、やがて土に還って行くことが分かっています。
ゴミにならないという点も、SDGsの観点から非常に有効なのです。
土に還るまで待てず処分したいという場合には、一般の可燃ごみとして出すことができますので、利便性や汎用性に長けた素材とも言えるでしょう。
メリット6:撤去しやすい
一度土や砂利を庭や花壇に敷き詰めてしまうと、その後の変更はなかなか簡単にはできません。
土も砂利も重量があり、それらを運ぶのも一苦労だからです。
しかも、どのように廃棄処分すればいいのか分からず、自治体によってはゴミとして収集してもらえないこともあります。
この点、ウッドチップなら軽量なものが多く、運搬するのも大変ではありません。
そのため、撤去するのも非常に簡単です。しかも、一般可燃ごみとして処分ができたり、自宅で燃やして処分したりすることも可能です。
庭の雑草対策にウッドチップを使った時の「デメリット」
ウッドチップを扱う上で気をつけなければならないこともあります。
次にウッドチップのデメリットについてお伝えします。
デメリット1:雑草対策としての効果は期待できない
一般的に、ウッドチップは敷き詰めることで雑草対策になると思っている人も少なくありません。
ウッドチップが太陽の光を遮り、植物が育たなくなると考えられているからです。
しかし、雑草は非常に強い植物であり、少々日が遮られただけでは完全に生えてこないわけではありません。
むしろ、ウッドチップを敷くことで、その下にある土の湿度などが良好な環境になりますから、強靭な雑草にとって好ましい環境となり、生育しやすくなってしまうのです。
具体的には、チガヤやススキ、スギナなどは、ウッドチップを敷いても生えてくる雑草として知られています。
そのため、ウッドチップを使用する際には、防草シートなどを併用することをおすすめします
デメリット2:泥ハネやヌカルミの防止にはならな
ウッドチップは、ドッグランや遊具などの下に敷くことで、泥ハネを抑制すると言われています。
確かに、日照時間が長い場合にアスファルトなどの上に敷けば、こうした効果も期待できるかもしれません。
しかし、一般的には、ウッドチップはガーデニングや園芸に用いる場合、抜本的な泥ハネやヌカルミの防止には繋がらないと言われています。
なぜなら、日本には梅雨があり、日照時間が少なく、雨の多い時期があります。
こうしたシーズンには、ウッドチップの上にも水がたまりやすく、乾燥しにくいため注意が必要です。
水を含んだ土の上を歩くと、泥ハネなどが起こることも多々あります。
ウッドチップは湿気を含みやすいため、ウッドチップ自体が跳ね上がって足元や靴を汚すことにもなりかねません。
また、ウッドチップは土の表面を乾燥から守ってくれるという利点もありますが、逆に水をあげすぎたり、雨が続くと土が乾かずカビの原因になってしまう事もあります。
デメリット3:虫が好む環境につながる可能性もある
ウッドチップは、使う場所や、日光の当たり方を計算せずに使用すると、水がたまって湿気を帯びることが少なくありません。
そうすると、虫が好む環境を作りだしてしまうため注意が必要です。
例えば、ボウフラや蚊、ミミズなどをはじめとした虫が発生しますし、湿度がより高くなるとシロアリが発生することもあります。
ただし、市販されているウッドチップには防虫効果が付いていることが多いため、必要以上に虫を恐れる必要はありません。
デメリット4:白蟻に注意
ウッドチップを扱う上で一番気をつけなければならないことが“シロアリ”です。
シロアリは木を餌にしている生き物です。ウッドチップの中からシロアリが発生しているわけではなく、白アリの巣は土の中にあり、餌を求めてウッドチップまで寄ってくるのです。
さらに、ウッドチップの下は湿気がたまりやすく、シロアリにとって過ごしやすい環境です。
とはいえ、家に使われている木材のように大きな木にはシロアリが巣を作って住み着くこともありますが、シロアリは木の厚みが1センチ以上ないと住み着くことができないので、ウッドチップに住み着くことはあまりないようです。
しかし、3センチ以上のウッドチップもありますので、状態によっては白アリの巣になってしまう事もありえます。
シロアリが心配な場合には、防虫効果が期待できるスギやヒノキなどの素材を選択したり、人工的に防虫効果を施したウッドチップを使用するのも効果的です。
さらに、巣にならない様に、厚みが1センチほどの大きさのものを選んだり、ウッドチップの下に湿気がこもらないように、日あたりも考慮するなどの工夫をしてみましょう。
デメリット5:経年劣化する
ウッドチップは、木の幹を使った素材ですから、雨風にさらされることで経年劣化しやすいことで知られています。
2年程度も経過すると土に還ると言われていますが、こうしたサイクルがうまくいかないことも珍しくありません。
気候条件や使用する場所によっては、腐敗が進んでしまうので注意してください。
デメリット6:乾きにくい
ウッドチップは、ニスなどの塗装や防水加工などが施されていないので、雨水などをダイレクトに吸収してしまいます。
そして、一度取り込んでしまった湿気は、なかなか発散できず、上手く気化できません。
例えば、梅雨の時期や真冬の雪が多い時期などには、なかなか日光が当たらないので、乾燥しにくいのです。
デメリット7:飛散しやすい
ヒノキや杉などの端材で作られるウッドチップは、軽量で運搬が楽です。
その反面、台風など暴風雨時には飛散しやすいというデメリットもあります。
せっかくきれいに整えた庭も、雨上がりには崩れてしまうことも珍しくありません。
そのため、定期的なメンテナンスが不可欠だと言えるでしょう。
デメリット8:補填しないといけない
天然木でできたウッドチップは、土に配置すると次第に腐敗し微生物の影響を受けて土に還るのが特徴です。
多くのウッドチップを配置したにもかかわらず、半年程度経過すると、量が少なくなっていることに気づくかもしれません。
土に還ったり、風雨で飛ばされてしまったりする可能性が高いため、定期的に補填しなければなりません。
デメリット9:掃除が大変
ウッドチップは、軽量で扱いやすい反面、風邪で飛ばされることも多い素材です。
また、土に還る過程で腐敗が進み、見栄えも悪くなりがちですので、掃除をこまめにしなければいけません。
特に、ウッドチップがご近所の庭などに飛んで迷惑をかけないように、最大限の配慮が求められます。
次に、ウッドチップの種類をご紹介します。
ウッドチップとバークチップの違い
ウッドチップとバークチップの主な違いは、原料と外観です。ウッドチップは木の切り株や端材から作られ、比較的均一な色と質感を持ちます。
一方、バークチップは木の表面から剥がれた樹皮を使用し、不規則な形状と自然な風合いが特徴です。また、用途や効果にも違いがあり、ウッドチップは雑草対策や土壌改良に効果的ですが、バークチップは装飾効果が高く、耐久性もあります。どちらを選ぶかは、使い方や好みによって異なります。
ウッドチップの種類
ウッドチップの種類は、主に用いられている木材の種類によっていくつかに分類されます。
最もポピュラーなのは、ヒノキのウッドチップです。芳醇でヒーリング効果の高い香りが特徴的で、人気を集めています。
また、スギのウッドチップも人気です。
日本では、杉の木を建材に使うことも多く、その端材を用いてウッドチップに加工されています。
さらに、クスノキのウッドチップもポピュラーです。ヒノキに比べると流通量は少ないですが、人気のあるウッドチップです。
種類によって放つ香りが違うので、好みや使う場所に応じてウッドチップを使い分けると良いでしょう。
ウッドチップの利用方法
ウッドチップは、主に西欧風の家屋の庭にお洒落な雰囲気を与えるために使われることが少なくありません。
しかし、庭や花壇だけではなく、室内でもウッドチップを用いるのもおすすめです。
例えば、室内にある観葉植物の根元がむき出しになっているところに、ウッドチップを乗せるだけでもスタイリッシュでお洒落な雰囲気が演出できます。
また、トイレの飾り棚にトレーの上にのせて置くのも素敵です。香りがすがすがしく、空気がクリーンに感じられます。
ウッドチップの防虫効果は?
ウッドチップは自然な材料であり、その表面に含まれる樹脂や化合物が昆虫を寄せ付けにくくすることが知られています。
特に、ウッドチップに含まれるタンニンや樹脂成分は、昆虫の発育や生息を阻害する働きがあります。また、ウッドチップは湿度を調節し、土壌を乾燥させる効果もあります。湿度が低い環境は多くの昆虫にとって居心地が悪く、繁殖や生存が難しくなります。
そのため、ウッドチップを敷くことで土壌の乾燥化が促進され、昆虫の発生を抑えることができます。
ただし、ウッドチップ単体では完全な防虫効果を期待することは難しい場合もあります。特に、耐久性の低い薄い層では効果が限定的であり、昆虫の侵入を完全に防ぐことはできません。
そのため、効果的な防虫対策を行うためには、ウッドチップの厚みや敷き方、定期的なメンテナンスなどを考慮する必要があります。
ウッドチップの選び方
ウッドチップと一口に言っても、用いられている木材の種類によって色や形も異なります。
例えば、重厚感や高級感を演出したければ茶色や黒の色が濃いものを、少しカジュアルですがすがしい雰囲気にしたい場合には、白みがかったウッドチップを選ぶと良いでしょう。
また、濃い色と白い色をミックスして使うのもおすすめです。部屋や庭のコンセプトに合わせて、形や色を使い分けると良いでしょう。
ウッドチップのメンテナンス方法
ウッドチップは、非常に軽量で運搬や扱いが楽な素材です。
その反面、雨風により飛散しやすい、水や湿気をたくさん含んで腐敗が進みやすいため、虫にとって好ましい環境を作り出してしまうというデメリットもあります。
そのため、定期的に管理しメンテナンスすることが非常に大切です。
特に、雨風が強かった翌朝には、状況を確認し、飛んで行ったウッドチップを回収したり、補填したりすることが大切です。
これを怠ると、庭の美観を損ねてしまいかねません。あまり飛ばないように、小さな柵や石を設けるなどの工夫も大切です。
ウッドチップの寿命は?
ウッドチップは天然木で出来た素材であるため、次第に湿気を含みます。
そして、バクテリアなどの働きによって土に還ろうとする働きが見られるようになるのが特徴です。
おおよそ1~2年ほどかけて土に還ると言われています。
土に還る過程では、ウッドチップの形状もいびつになるので注意してください。
いつまでも美しい景観の庭を維持したいなら、ウッドチップの寿命を1年前後と認識しておけば間違いありません。
ウッドチップで庭の雑草対策ができるの?
ウッドチップで雑草対策をする場合には、土の上にただウッドチップを敷き詰めればよいというわけではありません。
そもそもお庭に勝手に生えてくる雑草は種をまいたりしていないのにどうして生えてくるのでしょうか?雑草が生える原理を知る事で、ウッドチップをただ敷きつめればよいというわけでは無いという事が分かります。
例えば、お庭から離れたところにもたくさんの雑草や草花が咲いていますよね。その雑草や草花の種が、風に乗ってやって来たり、猫や鳥などの動物にくっついてお庭の土の上に落ちます。
こうやって運ばれてきた雑草の種は、太陽の光で発芽して成長し、また種を作って増えていくのです。
太陽の光によって発芽する種の事を好光性種子と言います。雑草は基本的に好光性種子です。
雑草が育つ三要素
雑草が育つには土・水・日光の三つの要素が必要不可欠です。このうちのどれかが欠ければ雑草は成長することができません。
つまり、この三つのうちのどれかを遮断すれば雑草が生えてきにくくなるということです。
ウッドチップで雑草対策をする場合、この三つの要素の中の“日光”を遮断するという効果があります。
ウッドチップを10センチ以上の厚みで敷き詰めることにより、上からの日光を遮断することができるので、土の中にいる種が発芽しにくいというわけです。
とはいえ、ウッドチップのわずかな隙間をぬって光が入ってきます。完全に光をシャットアウトする事はできないわけです。
その事から、ウッドチップを撒いても、ウッドチップの隙間をぬって雑草が生えてきます。
また、雑草の中には種ではなく、根や茎で増えていく地下茎の雑草があります。地下茎の代表的な雑草は“スギナ”“ススキ”“チガヤ”などです。
こういった地下茎の雑草は種が発芽するわけではないので土の中で生育し、ウッドチップをかき分けて出てきてしまうのです。
そこで、ウッドチップで雑草対策をする場合には地下茎の雑草に気を付けて、根の除去を行っておく必要があります。
つまり、ウッドチップで雑草対策をする場合には、元々生えている雑草の種類によってはウッドチップを敷き詰める前の下処理が必要となります。
さらに、日光をしっかりと遮断するために厚みを考えながら敷き詰めると良いでしょう。
ウッドチップを使った庭の雑草対策をより効果的にする方法
ウッドチップをそのまま土の上に敷き詰めるとウッドチップは土に還っていくことで隙間ができ、そのわずかな隙間から日光が入り込み、土の中の種を発芽させ生育させてしまう恐れがあります。
そこでウッドチップでの雑草対策をより効果的にするために、防草シートを使用することをおすすめします。防草シートは草を防ぐために作られた雑草対策のためのシートです。
防草シートの役割もウッドチップと同じく日光の遮断となります。日光を遮断する物を併用することで、その効果はより強くなるというわけです。
また、防草シートは織布と不織布という種類に分けられ、織布は繊維を編み込んで作られた布のことを言います。
編み目があるので編み目の隙間から日光が入り込んだり、地下茎の雑草が突き破って出てきてしまう事もあります。
不織布は繊維を化学的に絡み合わせた布のことで、編み目がありません。そのため、日光の遮断率も高く、地下茎の雑草も突き破りにくいのが特徴です。
つまり、ウッドチップを使用するには、不織布の防草シートを敷いた上に、ウッドチップを敷き詰めるという方法がより効果的に雑草対策を行えます。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回ウッドチップの特徴とウッドチップを使った効果的な雑草対策についてお話しました。
お庭の雑草対策にウッドチップを使ってみたいと考えている時にはまずウッドチップについて知ることから始めてみましょう。
そして次に、ウッドチップを使った雑草対策の方法について知ったうえで、より効果的にウッドチップで雑草対策を行える方法についても考える事が大切です。
そうする事で、より長期的にウッドチップを使って雑草対策を行うことができます。
お庭の雑草対策にウッドチップを使ってみたいと考えている方は、是非試今回の記事を参考にしてみて下さいね。
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