2024.03.25ブログ

庭が荒れている家をどうにかしたい！空き家の手入れを楽にする3つの対策法

目次

• ○  庭が荒れている家の問題点。空き家放置すると起こる事
• ○  お庭の見た目問題
• ・雑草の繁茂
• ・草木の乱雑化
• ・建物への影響
• ・荒れた様子の印象
• ・庭の利用性の低下:
• ○  害虫や害獣が増える
• ○  近隣住民とのトラブル
• ○  セキュリティのリスク
• ○  荒れた庭が引き起こす健康上の問題
• ○  空き家の庭が荒れている場合の手入れを楽にする方法
• ・空き家のお庭の「雑草対策」をして管理を楽にする
• ・空き家の「木を伐採」して管理を楽にする
• ・隣の空き家の植木の枝を切るのはあり？
• ○  DIYで荒れた庭をキレイにする対策する費用について
• ○  プロの業者に荒れた庭の再生をに任せる場合の費用相場について
• ○  まとめ

庭が荒れている家の問題点。空き家放置すると起こる事

庭が荒れた家や空き家が放置されると、いくつかの問題が発生します。まず、定期的なメンテナンスが行われないため、建物や庭の劣化が進みます。　
その結果、建物の価値が低下し、周囲の景観にも悪影響を与えます。

さらに、放置された建物は不法侵入や盗難のリスクが高まり、地域の治安が悪化する可能性があります。所有者が不在であるか、維持費用を支払うことができない場合もあります。

経済的理由や所有者の興味の欠如など、様々な要因が放置の理由となります。その結果、建物と周辺地域に様々な問題が引き起こされる可能性があります。
それでは、具体的にどのような問題が起こり得るのか、見ていきましょう。

お庭の見た目問題

庭を放置すると、雑草が生い茂り、草木が乱れて成長します。これにより、庭全体が乱雑で不整えに見え、美観が損なわれます。

また、放置された植物が建物や周辺の構造物に接近し、外観を崩したり、ダメージを与える可能性があります。荒れた庭は近隣住民や通行人に不快感を与え、地域の景観を悪化させます。

さらに、草木の乱れた状態は庭の利用性を低下させ、庭での活動や憩いの場としての機能を損ないます。これらの要因により、放置された庭は見た目が悪化し、周囲の環境に不快感をもたらす可能性があります。
見た目が悪くなる問題がいくつか生じます。その主な要因は次の通りです。

雑草の繁茂

放置された庭では、雑草が生い茂ります。雑草は速く成長し、庭全体を覆い尽くすため、整然とした庭の景観が失われます。また、雑草が繁茂すると、他の植物の成長を妨げ、庭全体のバランスが乱れます。

草木の乱雑化

庭木や低木が放置されると、成長が乱れます。これにより、庭木や低木が不規則な形になり、庭が乱雑に見えます。また、放置された植物は適切な剪定や手入れを受けていないため、健康な状態を保つのが難しくなります。

建物への影響

放置された植物が建物や構造物に接近すると、外壁や屋根、窓などにダメージを与える可能性があります。植物の根が地盤を侵食し、建物の基礎に影響を与えることもあります。また、植物の成長により、建物の通風や日当たりが妨げられる場合もあります。

荒れた様子の印象

荒れた庭は周囲の景観を悪化させます。雑草や乱れた植物が目立ち、地域全体の美観を損ないます。周辺住民や通行人にとって不快な光景となり、地域の魅力が低下します。

庭の利用性の低下:

庭が放置されると、雑草や草木が庭全体を覆い尽くし、スペースが制限されます。これにより、庭での活動や憩いの場としての利用性が低下します。庭を楽しむことが難しくなり、庭の本来の魅力が失われます。

害虫や害獣が増える

庭を放置すると、害虫や害獣が増える可能性が高まります。放置された庭は草木が乱れて成長し、雑草が繁茂するため、害虫や害獣が生息しやすい環境が整います。

例えば、雑草の中には昆虫や害虫の隠れ家となるものがあり、これらの生物が増殖して庭全体に拡散することがあります。また、放置された庭には餌や巣を求めてネズミやカラス、ウサギなどの害獣が侵入する可能性も高くなります。これらの害虫や害獣は庭の植物や作物を食害し、庭の美観や利用性を損なうだけでなく、建物にも被害を与える可能性があります。

さらに、害虫や害獣が庭から周囲の地域に侵入することで、地域全体での被害が拡大する恐れもあります。そのため、庭の放置は害虫や害獣の増加を招き、周囲の環境に悪影響を及ぼす可能性があります。定期的なメンテナンスや清掃が重要です。

近隣住民とのトラブル

庭を放置することは、近隣住民とのトラブルを引き起こす可能性があります。放置された庭は周囲の住民に不快感や不安を与えるだけでなく、地域の美観や安全性にも影響を与えます。

例えば、草木が乱れて成長し、雑草や草木が道路や歩道に伸び出すことで、通行の妨げとなる可能性があります。また、放置された庭は不法侵入や盗難のリスクが高まり、近隣住民の安全を脅かすことがあります。さらに、荒れた庭は害虫や害獣の生息地となるため、近隣住民の生活環境や健康に悪影響を与える可能性があります。

これにより、近隣住民との間で不満や紛争が生じる可能性があります。近隣住民は荒れた庭の所有者に対して苦情を申し立てることがあり、その結果、法的な問題やコミュニティ内での不和が生じる場合もあります。そのため、庭の放置は近隣住民との関係を悪化させ、地域全体の生活環境にも悪影響を及ぼす可能性があります。

セキュリティのリスク

庭の放置はセキュリティリスクを引き起こす可能性があります。放置された庭は不法侵入や盗難のリスクが高まり、建物や周辺のプロパティに影響を与える可能性があります。

草木が乱れて成長し、雑草や茂みが不法侵入者や泥棒に隠れる場所を提供することで、不法侵入や盗難の機会が増加します。また、放置された庭は近隣の住民や通行人に不安を与え、地域の安全性を脅かすことがあります。さらに、草木が成長しすぎると、近隣の建物や構造物にダメージを与える可能性があります。

庭の放置は、周囲の環境におけるセキュリティの脆弱性を増大させ、犯罪や侵入のリスクを高めることができます。そのため、定期的な庭のメンテナンスや監視が重要です。

荒れた庭が引き起こす健康上の問題

荒れた庭が引き起こす健康上の問題はいくつかあります。まず第一に、放置された庭は雑草や草木が繁茂し、それらの中にはアレルギーを引き起こす花粉や有害な植物が含まれる可能性があります。

また、庭が荒れると害虫や害獣の生息地となり、その存在が健康に悪影響を及ぼすことがあります。例えば、蚊やノミ、マダニなどの害虫が繁殖し、感染症のリスクを増加させる可能性があります。さらに、放置された庭は、排水や水たまりの問題を引き起こすことがあり、これはカビや細菌の繁殖を促進し、健康に悪影響を及ぼす可能性があります。

また、放置された庭は近隣住民や通行人に不快感を与え、ストレスや心理的不快感を引き起こすことがあります。これらの理由から、庭の放置は健康上のリスクを増大させる可能性があります。そのため、定期的なメンテナンスや清掃が重要です。

空き家の庭が荒れている場合の手入れを楽にする方法

空き家のお庭の「雑草対策」をして管理を楽にする

空き家の庭の管理を楽にするためには、まず雑草対策から始めましょう。

自宅から、管理している空き家までが遠いと、頻繁に草取りに行く事が出来ません。そのため、防草シートを敷く事がおすすめです。

防草シートを敷く事で、雑草の繁殖を抑制することが出来るので、管理をしに行く頻度を下げることが出来ます。

また、防草シートだけだと、耐用年数が３年や５年程度になるため、耐久年数があがる防草シートの敷き方を行うとよいでしょう。

具体的には次の記事を参考にしてください。

空き家の「木を伐採」して管理を楽にする

空き家の庭に大きな木がある場合、それを伐採することも一つの方法です。

大きな木は多くの落ち葉を生じさせ、庭の手入れの負担を増やします。

また、枝が伸びすぎると、家や周囲の構造物にダメージを与える可能性があります。

木を伐採することで、庭の手入れが簡単になり、空き家の保守もしやすくなります。

隣の空き家の植木の枝を切るのはあり？

隣家から伸びてきた木の枝、それを切るのって法律違反になるのか気になりますよね。

実は、民法第233条によると、隣家の木の枝があなたの敷地に伸びている場合、ただちに切ってはいけないんです。その代わり、木の所有者に切除を依頼することはできます。

また、2021年の法改正で、特定の条件下では自分で枝を切ることも可能になりました。

例えば、相手が合理的な時間内に対応しない場合や、緊急の必要がある時などです。ただ、この”合理的な時間”っていうのは結構曖昧で、小さな木なら1週間から2週間、大きな木ならもっと時間がかかるかもしれません。

さて、落ち葉や果実のことも気になりますよね。基本的には、木の所有者が所有権を持っています。

ですが、落ち葉は通常価値がないと見なされることが多いので、勝手に片付けても問題になることは少ないです。

DIYで荒れた庭をキレイにする対策する費用について

自分で荒れた庭を手入れする場合、いくつかのポイントを理解しておく必要があります。

また、手入れの方法によって必要な道具が変わり、その道具の種類や状態によっては、費用も変わってきます。

荒れた庭の家を自分でキレイにする場合の費用について

荒れた庭の家を綺麗にする場合、例えば、のような道具が必要になります。
〇　軍手
〇　鎌
〇　除草剤
〇　剪定ばさみ
〇　両手ハサミ
〇　脚立
〇　のこぎり
〇　防草シート
〇　人工芝

などなど。庭が荒れている家を整備するには、これらの道具が必要で、道具代が発生します。

また、雑草が多い場合は、通常の草刈り道具では対応できず、草刈り機を使用する必要があります。

また、庭木を伐採する場合は、チェーンソーなどを使う方が楽です。とはいえ、これには少々高い費用がかかります。

その他にも、庭の手入れを行った後に、剪定や草むしりのゴミを処分する必要があります。

ゴミの日に出せるのであれば、無料で済むかもしれませんが、ごみ袋に入れたり、一気にゴミの日に出せない等の問題も出てきます。

そのため、業者に雑草や庭木の処分をお願いする事もできますが、多くの造園業者さんは、ごみ処分だけの仕事は、仕事として成り立たない為、断られることが大半なので、便利屋さん等にお願いすると良いかもしれません。

いずれにしても処分を業者さんに任せる場合にも費用がかかります。

具体的な処分費は、処理するゴミの量によって変わりますが、１万円以上はかかると思っておいた方がよいでしょう。

雑草をキレイに取り除くことができたら、次に防草シートを敷くと雑草が生えてきにくくなります。

ただし、防草シートは紫外線に弱いため、安いものだとすぐに劣化してしまいます。

そこで、人工芝や砂利を防草シートの上に敷く事で、防草シートの耐用年数を上げることが出来ます。

防草シートと人工芝はそれぞれ１万円～３万円程度かかります。

少々お値段はかかるものの、長期間雑草を抑制してくれるので、行う価値はあるかと思います。

このように、全体的に見て、DIYで庭を手入れする場合の費用は1万円から5万円程度が目安となるでしょう。

プロの業者に荒れた庭の再生をに任せる場合の費用相場について

荒れた庭をプロの業者に任せて再生する場合、一体どれくらいの費用がかかるのでしょうか？

ここでは、荒れた庭をプロの手によって美しく再生させる際の費用相場について見ていきます。

まず、費用は庭の状態や手入れに必要な作業の種類によって大きく異なります。

単純な草刈りや剪定だけであれば、比較的安価に済む場合が多いです。

しかし、庭がかなり荒れている場合や、大きな樹木の伐採、庭の全面的なリデザインが必要な場合は、それなりの費用がかかります。

一般的に、草刈りや剪定、除草剤の散布などの基本的なメンテナンス作業の場合、5000円から2万円程度が目安となります。

しかし、庭木の伐採や大規模な整備、デザインの変更などが必要な場合は、10万円～100万円、場合によってはそれ以上の費用が必要になることもあります。

また、庭の大きさや、業者の立地、サービスの質なども費用に影響します。

作業に来られる職人さんの数によって価格が変わったりもします。

また、高品質なデザインや特殊な技術が必要なお庭のリフォームも、それなりに費用がかかります。

業者に依頼する際は、複数の業者から見積もりを取り、サービス内容と費用を比較することが大切ですが、安いからという値段だけで判断してしまうと後で失敗してしまう可能性が高いので注意した方がよいでしょう。

また、具体的な作業内容や料金体系を事前に業者さんい確認しておくことで、予期せぬ追加費用を避けることができます。

このように、プロの業者に庭の再生を任せる場合の費用は、庭の状態や求めるサービスによって異なります。

具体的な費用が知りたい場合は、地元の業者さんにお見積もりを取ってみましょう。

まとめ

この記事では、庭が荒れている家が直面する様々な問題と、それらに対処するための具体的な方法について詳しく見てきました。

荒れた庭は単に見た目の問題ではなく、害虫や害獣の増加、近隣住民とのトラブル、セキュリティのリスク、アレルギー症状の悪化など、多くの問題を引き起こす可能性があります。

自分で庭を手入れする場合、基本的な作業手順から始め、必要な道具を準備し、雑草抜きや木の剪定などを行うことが重要です。

しかし、これには費用や怪我のリスクが伴います。一方で、プロの業者に任せる場合は、作業の質が高く、継続的なメンテナンスも可能ですが、費用がかかる点を考慮する必要があります。

特に、空き家の庭の場合は、放置すると多くのトラブルにつながるため、雑草対策や木の伐採などを行い、管理を楽にする方法を検討することが推奨されます。

庭の手入れは、家の美観を保つだけでなく、家族の健康や安全、さらには近隣との良好な関係維持にも寄与します。適切な方法で庭を手入れすることにより、快適な家庭環境を保つことができるでしょう。

ブログ一覧